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興味深い外国人

世界史に名を遺した人たちのうち、興味ある人物を採り上げてみました。

サルトルの実存主義

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サルトルの実存主義

サルトルが愛人ボーヴォワールを伴って我が国を訪れたのは、1966年9月のことである。 その6年前、日本政府は敗戦による属国扱いから抜け出そうと軍備を増強し、米国と対等の地位獲得をめざしていた。その結果、岸内閣によって新安保条約が強行採決され...
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フロイトの死生観

1938年、強引にオーストリアを併合したナチスにとって 、精神分析を業とするフロイトは危険思想の持主とみなされた。しかもユダヤ人である。このため、彼の弟子たちは危険を冒しながらも、なんとか彼をロンドンへ亡命させることに成功した。   だが彼...
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ハイデッカーの実存主義

「良心は常に、沈黙という形で語る」 「単純なものこそ、変わらないもの、偉大なるものの謎を宿している」 「限られた時間でより多くのことを知り得ていくには、複雑なことを複雑に学んでいくより、シンプルの先にあるものを学ぶことが必要だ。」 味わいの...
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コペルニクス的転回

コペルニクスが世間の常識をひっくり返し、天動説から地動説へ180度転回させたことを「コペルニクス的転回」と呼ぶようになったが、言い出したのはカントである。 ところで、われわれが見ている世界は決して真の世界ではない。たとえば庭の赤い花を見て美...
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デカルトの思い出

刺激のない田舎町にいて、なんとなくその日を過ごしているだけの高校生にとって、いきなり文系理系のどちらに行くのかと言われても、確固たる信念などないものが多かった。教師より、ヨーロッパの同年代の子は、すでに職業を意識した専門分野に進学していると...
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荘子の自由論

老子が逝って100年ののち(紀元前300年頃)、荘子は殷のあとにできた宋の国に生を享けた。 老荘と一括りにして扱われるが、無論両者に面識はない。世は群雄割拠の戦国時代であり、殷人の移住した弱小国・宋は、周辺国から軽視されること甚だしかったと...
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老子、道教の神となる

今から2千数百年前の老子の時代、中国は群雄割拠した戦国の世である。為政者はいかにして領土を広げ、自分の国を富ませるかに執心した。 このため、全国に諸子百家が現れ、リーダーのとるべき統治論を力説した。 その最大勢力が孔子を始めとする儒家であり...
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デカルトとパスカルの相克

デカルトとパスカルは、ともにフランス人で稀代の数学者、哲学者である。 デカルトは3代将軍・徳川家光と同時代人であり、32歳で思索の世界にこもり、独自の世界観、宇宙感を構築していた頃、パスカルはまだ少年時代にいる。 当時宗教世界を覆っていたの...
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ラファエル・ナダル

ジャパン・オープン・テニスに世界チャンピオンのナダルが出場するというので、勇んで出かけた。 前日の準決勝で、トロイツキ(セルビア)に何度かマッチポイントを握られながらもしぶとく切り抜け、わずか一度の逆転のチャンスをものにしたという。王者とい...
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タイソン・ゲイの世界

世界陸上が終わった。 圧巻はゲイの100メートルだった。自分も学生時代、陸上短距離の選手だった。 同級生に100メートル10秒台の四国チャンピオンがいて、一緒に走ると10メートル近く引き離されたくやしい思い出がある。 当時は彼を超人のような...
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日本軍司令官 トルシエ氏

日本対ベルギー戦の瞬間視聴率は66%であったという。ロシア戦もおそらく同様であったに違いない。 とにかく、降って沸いたように俄かサッカーファンが現れ、テレビの前に集合したからこの高視聴率がうまれたわけで、連日ワールドカップのニュースを流しつ...
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